管理人のつぶやき

 2010年11月3日(祝日)

 日本キリスト教団茨城地区社会部研修会に参加しました。講師は、フォトジャーナリストの桃井和馬さんでした。
 桃井さんが訪れたことのある国は130カ国以上、世界中の紛争地域や、過酷ともいえる自然をカメラにおさめ、紹介し続けています。
 TVで今、オンエアされている「国境なき医師団のCM(ACジャパン)」は、桃井さんのカメラの動画モードで撮影した映像とのことでした。

 研修会で私の印象に残った桃井さんのメッセージをいくつか・・・
「世界中のすべての紛争の原因は、土地、資源、食料・・・。宗教は、ただそれに利用されているだけ」 「いまだに竪穴式住居に住んでいる民がいる。日本では2,500年前。地球上の生活レベルは、もう2,500年以上の差ができている」 「若い頃は、平和はトップダウンで実現できるものと思っていた。でも、ちがうと気づいた。隣にいる人を大切にできなくて、世界を平和になんかできっこない」 「人間は、人間を超えた存在を信じない孤独には耐えられない」 「無宗教は、徹底的に理論武装しないと勝てない」 「パレスチナ人の言い分が100%正しいことを説明できる。一方、ユダヤ人の言い分が100%正しいことも説明できる」 「小さな炎を長く燃やし続けることのほうが、どれだけ強いか」・・・ 

会議の場所

会議の場所

 『日本のあるNGOが、パレスチナの複雑な情勢を少しでも改善するため、現地でひとつのプロジェクトを展開しています。パレスチナでパレスチナの労働者が、ユダヤ人の高い農業技術を基に高品質のオリーブを作り、世界に販売。活動を通してパレスチナ経済を活性化し、平和を目指す取り組みです。
 しかし最初、日本人とパレスチナ人、それにユダヤ人が参加するプロジェクトには、誰も話し合いの場所さえ提供してくれませんでした。パレスチナ人とユダヤ人が対等に話す会議など、現地では「ありえない」ことだったからです。
 その時、助けてくれたのが、パレスチナ自治区内にある「ギリシャ正教」の教会でした。彼らは聖職者が住む場所を会議の場所として貸してくれたのです。』
 (「すべての生命にであえてよかった 桃井和馬(著) 日本キリスト教団出版局 ISBN:9784818407398」より引用) 

「すべての生命にであえてよかった 桃井和馬(著)」

「すべての生命にであえてよかった 桃井和馬(著)」

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2010年8月29日(日)

 礼拝後、礼拝堂の後ろにある「教育会館」の2Fで、管理人(私)とCS校長、そして青年2人と一緒に、小惑星探査機はやぶさのDVD「HAYABUSA – BACK TO THE EARTH -」を鑑賞しました。窓に遮光カーテンを引き、大きなスクリーンにプロジェクタで映しだして、用意したカレーライスを食べながら観ました。約40分の短い映画でしたが、探査機はやぶさを作った人たちや、この映画を作った人たちの情熱が伝わってくる、とてもよい映画だと思いました。

イトカワへ向かって航行する「はやぶさ」
イトカワへ向かって航行する「はやぶさ」

機体が破損し燃料を放出する「はやぶさ」
機体が破損し燃料を放出する「はやぶさ」

地球へカプセルを射出し大気圏突入で燃え尽きる「はやぶさ」
地球へカプセルを射出し大気圏突入で燃え尽きる「はやぶさ」

 このDVDは、「筑波宇宙センター」で購入しました。筑波学園教会の近所では、他に「つくばエキスポセンター」でも販売しているとのことです。 

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「はやぶさ」の推進力は「イオンエンジン」とのことです。 おそらくこの「イオンエンジン」という概念は、かなり古い時代にあったはずです。 私がまだ小学校の低学年の頃(今から40年以上前です)、既に私はその言葉を、どこからか聞いて知っていました。
 ある日、小学生の私は、家族で温泉に出かけました。 そのときに、父が教えてくれた黄色い塊を、ワクワクしながら、たくさん拾って帰ってきたことを、今でも覚えています。 私は、マッチで火をつけると嫌な匂いを出して燃えるその黄色い塊を、ずっと大切にしていました。 私は「ロケットエンジンの燃料が手に入った・・・」と、思っていました。 小学生の私は、「イオン」と「イオウ(硫黄)」を混同していたのでした。