ようこそ、おいでくださいました。
まず、受付で「週報」を受け取ってください。
もし聖書（新共同訳）と賛美歌（讃美歌２１）がお手元になければ、どうぞ受け取って
礼拝堂にお入りください。聖書と賛美歌は、受付にじゅうぶんな数が備えられています。
礼拝堂にはいったら、ご着席ください。
どこに座ってかまいません（ただし正面に向かって右側後ろから３列は、聖歌隊の席です。
それ以外の席なら、どこに座っても かまいません)。
あなたの居心地のよさそうなところを見つけて、お座りください。
ここから礼拝がはじまります。 パイプオルガンの音を聴きながら、神さまに向かって心を開く準備をしましょう。 「どうかこの礼拝をとおして、あなたのメッセージを聞かせてください」と、神さまに祈るひとときです。
神さまからの「招きのことば」が司式者によって朗読されます。 この礼拝に参席する全員、ひとりひとりが招かれているのです。
いっしょに賛美歌をうたいましょう。 賛美歌は、ことばと旋律によって神さまをたたえるものです。 感謝と喜びをもって共に歌い、共に神さまを賛美しましょう。 私たちの教会では「讃美歌２１」を用いています。
イエス・キリストが、弟子たちに「このように祈りなさい」と示したのが、この主の祈りです。 おわりの言葉 の「アーメン」は、「そのとおりです」、「真実です」という意味です。
私たちは、「使徒信条」を用いて信仰告白を行います。 信仰告白は、「わたしは、これこれこのように神さまを信じています」という信仰の宣言です。 使徒信条は、キリスト教会の最も古い「信仰告白文（これを『信条』といいます）」の ひとつとして、伝統的に受け継がれているものです。
ふたつ目の賛美歌を歌います。
司式者が、聖書の中からその日の聖書箇所を読みます。 聖書は、イエスさまによる「福音(ふくいん）」、「良きしらせ」の証であり、 キリスト教信仰の基であり礼拝の中心です。 聖書は旧新約聖書をあわせて、日本語で2000ページ以上の分厚いものですが、 礼拝の中で朗読されるのは、その中でもごく一部分です。 わたしたちの教会で用いている聖書は「新共同訳」です。 司式者が朗読しますが、聖書の同じ箇所を開いて、黙読すればよいのです。
司式者が、礼拝に参席した全員を代表して祈祷をささげます。
会衆を代表して、聖歌隊が神さまに賛美歌を捧げます。
説教者は「神さまから与えられた福音」を語り、その日朗読された聖書箇所を中心に、
聖書のメッセージを解き明かします。
説教は人間（説教者）がする行為ですが、そこには、聖霊（神さまの霊）が働いて、
神さまのメッセージがこの人間の行為をとおして、わたしたちに届く、と、教会では信じられています。
なお奨励とは、キリスト教信徒の立場から、自身の信仰について会衆にお話しをすることをいいます。
説教者または奨励者が祈祷をささげます。
三つ目の賛美歌を歌います。 説教者または奨励者によってしめされた、神さまのメッセージに応えて、神さまに感謝し、神さまをたたえる賛美歌を歌います。
聖餐とは、イエスさまが弟子たちと最後に共にした食事、「主の晩餐」のことです。
その日の説教に対する応答の賛美歌の後、パンとぶどう酒（わたしたちの教会では、ぶどうの果汁を用いています）を、わかちあ います。
新約聖書が教えるように、パンはイエスさまのからだ、ぶどう酒はイエスさまの血を意味しています。
これは、イエスさまの十字架と復活のしるしなのです。
このイエスさまの十字架の犠牲ははかりしれず尊いものであると、わたしたちは考えています。
ですから、わたしたちの教会では、すでにイエス・キリストの御名にもとづいて、
自覚的に洗礼（バプテスマ）を受け、信仰を告白された方は、どこの教会、教派に属しておられても、この聖餐にあずかることができます。
しかし、そうでないかたは、その時が来るまでお待ちいただきたいと考えています。
わたしたちもまた、あなたが、ともに聖餐にあずかることができる日を、祈りつつ待っています。
聖餐式は、毎月第1日曜日（11月は第2日曜日）と、イースター、ペンテコステ、クリスマスに行われます。
感謝と献身のしるしとして、献金をささげます。 献金は、金額もきまっていませんし、けっして義務でもありません。 持ち合わせのないときは、どうぞ籠をそのまま通過させてください。
その日の献金当番が、礼拝に参席した全員を代表して感謝の祈祷をささげます。
もしあなたが、私たちの教会にはじめていらしたのであれば牧師が会衆に紹介します。
差支えなければ、どうぞその場にお立ちください。
続いて司式者により、週報の記載にしたがって連絡・報告が行われます。
会衆一人ひとりへの祝福の祈りです。 またそれは、会衆一人ひとりを、この教会から世界中の隣人のもとへと送り出す祈りでもあります。
礼拝の最後は、パイプオルガンの奏楽です。 神さまから受け取ったメッセージをたずさえて、多くの人のもとへと遣わされていくことに 感謝して祈るひとときです。 演奏の最後まで、オルガンの音に、しずかに耳を傾けていてください。